スーパーカブ110を手放すことにしました。 

不満を残したまま乗り続けることはできないとの結論に達し、スーパーカブ110を売却処分しました。


理由は個人的で些細なものです。



・自動遠心クラッチが性に合わなかった。
一般的にクラッチレバーを使わない=簡単という風潮のようですが個人的にはどうも違ったらしい。

カブシリーズは自動遠心クラッチを採用しているので一般的なマニュアル車のようにクラッチ操作は不要とされています。発進時はスロットルを開くだけ。左足の変速ペダルを前に押し込むとシフトアップ、後ろに押し込むとシフトダウンをクラッチ操作レスでできるのが売りと聞いていました。

実際のところ、意識しなくても走れるけれどクラッチ操作はあります。

ペダルを踏み込むと「クラッチ切断」→「シフトチェンジ」→「クラッチ切断」となり、
ペダルを戻していくと「半クラッチ」→「クラッチ直結」となります。
走行中は一瞬でこの操作を行ってくれるのでクラッチレバーを使った操作が不要です。

しかしそこで一つ問題が発生します。

マニュアル車を乗ったことのある方は想像できると思いますが、適切なエンジン回転数でシフトチェンジを行わなければギクシャクした走りになります。街中では急なシフトチェンジが必要になることもあります。そういったときは半クラッチですり合せることで変速ショックを抑えることができるのですが、カブではわずかな踏みしろだけでクラッチ操作をせねばならないので「半クラッチ」の操作が結構難しいのです。特に減速時のシフトダウンは気を抜くとガクンと変にギアが入ってしまいます。対策としては無理に回転数をすり合わそうとせず速度域に合わせてシフトチェンジを行う。もしくは踏み込んだ状態(半クラッチ状態)でスロットルを煽り(ブリッピングし)回転数を合わせる方法があります。私は後者でシフトダウンを行っていました。今でもたまに失敗します。


それと2段以上飛ばしてのシフトチェンジもできません。

ピンと来ない人もいるでしょうから具体例を書くと、例えば4速で走っておりカーブ曲がった先で停車中の車があるなど急に減速しなければならない状態になったとします。そのままでは再発進時に十分な加速が得られないのでシフトダウンしなければなりません。普通のマニュアル車だと2段程度ならクラッチを握ったまま一気に適切なギアへ数段シフトダウンできますが、カブの場合は1段ずつシフトダウンしなければならずもたつきやすいのです。後述しますが、2段クラッチの仕様も合わさって実に連続シフトダウンがしにくい。カブはギア選択を間違えた際にリカバリーしにくいのです。

発進しようとしたらニュートラルだった→慌てて1速ぶち込んだら・・・?
半クラがほとんどなく直結なのでウィリーするかもしれません。
(そんなパワー無いというのはひとまず置いておいて)


カブ110は軽量な車体と大径ホイールのおかげで走り自体は面白いのですが、自動遠心クラッチによるシフトチェンジが苦痛に感じるようになってしまいました。



・クラッチペダルのフィーリングが気持ち悪い。

排気量が大きくパワーがあるためか定かでありませんが、発進用と変速用の2段クラッチを採用しています。

これがくせ者でした。
メーカーや雑誌では「変速ショックを抑えられる」と好評?のようですが、私としては余計な事をしてくれたと思います。

一言で言うとペダルのフィーリングが「グニャリ」としています。軽く踏んだだけでは変速せず踏み込んであげないときちんと変速してくれないのです。中途半端に踏むと「ギア抜け」します。実話です。
クラッチ調整を行えば多少改善しますが、今度は「硬さ」が出始めます。最適な位置にクラッチ調整したとしてもエンジンが暖まってくると3速と4速のギアの入りがあまりに変速ショックが少なすぎて分かりづらくなるのも困った点でした。



・エンジン停止時および停車時にギアが入りづらい
二段クラッチの弊害です。発進用と変速用と分かれてしまったせいでアイドリングや停車時は変速用クラッチに動力が伝わらずギアの入りが悪くなります。マニュアル車でも起こる現象ではあります。それでも車体を前後に動かしてギアを回しニュートラルに入れることができますが、カブ110の場合エンジンが止まって発進用クラッチが切れてしまうと中々ニュートラルに入れるのが困難な時があります。



・50km/hを超えると振動が多い。

まぁ……カブ110で飛ばすこともないですけど、幹線道路を突っ切るときはどうしても速度を出さないと行けない場合もあるので辛いものがあります。+20kmでエンジンが悲鳴をあげます。



・ライディングポジションが窮屈。
特にステップが後ろすぎて私には少し狭かったです。弄るにも溶接されてるし。
上半身は割と余裕があったので不満はないです。



・ボルト類の締め付けトルク過剰過ぎ。緩すぎ。
トルク管理、きちんとしてるのかなぁ……
一部のボルトがおっそろしいトルクで締め付けてありました。インパクトでも使ったのか?
逆にチェーン調整のボルトなんか緩いというか振動で外れかけていたし……
他にもカウル開けたときのネジもカウルにへこみが出るくらい回してありました。
グリスも全体的に量が少ないような……



・加速中に息継ぎ状態→エンスト。
一度だけ加速している最中にエンジンが回らなくなり、慌てて停車したらそのままストールしてしまいました。燃料十分、気温15度くらいですが暖気も十分終わっていたので今でも原因不明です。フューエルラインに空気でも入ったかな?さすがに焦りました。



・純正のチェンシンタイヤはドライグリップが弱い。

グリップより耐久重視なんでしょう。しょぼいタイヤです。
少しばかり強めにブレーキかけるとスキール音でてスルスル滑ります(笑)
レイングリップは言わずもがな。気をつけて走りましょう。






タイヤ履き替えようか悩み初め、そのうちカブ110を弄るのがどうでも良くなってしまいました。
現状きちんと走ってくれますが中華品質に不安を覚えたのも大きいかな。今まで乗ってきたバイクは、アドレスV50(日本)→NSR250R(日本)→アドレスV125G(台湾)→PCX(タイ)→CB400SB(日本)→NC700X(タイ)と半分はアジア製で品質も案外悪くないよねと思って安心していたのもあるかも。
日本のメーカー製でも生産国は気にした方が良いと思いました。
今後「中国製」のバイクを買うことは金輪際ないでしょう。苦い教訓です。



ちなみにタイミング良く程度の良いセロー250FIが入荷したので売却と同時に乗り換えすることにしました。元々CB400SB買おうと思ってた頃、セローに決まりかけていたのですが良い案件が無かったので見送っていたので実に2年も遠回りした結論となります。あんときかけずり回って探しときゃ良かったか?後の祭りです。

大型に戻そうかと思いましたが、家庭の事情でさすがに無理。
車検あるとねー。あと横幅大きいと保管場所も問題になったり。

軽いバイクはやっぱり楽しいです。肩肘張らずに楽しめますし。
環境の変化もあり原付二種クラスは検討から外しました。
知人とツーリングに出かけるので高速道路も乗れた方が良いため250ccにしておきました。


我ながら馬鹿な買い方していると思います。
将来、笑い話の種になりますし、結婚したらそうそうこんな種類のバイクを乗って遊べませんからいい経験だと思っておきます(笑)
[ 2013/05/05 03:36 ] スーパーカブ110 | TB(0) | CM(4)

スーパーカブ110(JA10)に乗り始めてやっと500kmを超えた。 

スーパーカブ110(JA10)に乗り始めて早1ヶ月。
やっと走行距離が500kmを超えました。

今まで乗った中で最も時間が掛かっています。
連日の大雨が無ければもっと早い段階でオイル交換出来たんですけどね。


とりあえず500km走るまでは詳細にインプレしないでおこうと思っていたら
予想以上に距離伸びずにズルズルと引っ張ってしまいましたw



とりあえず最初に感じていた幾つかの不満点は


「慣れと整備」


の一言で解決出来る程度に解消されました(`・ω・´)


例えば


・ シフトチェンジがフニャフニャ過ぎて最悪だ!
→ クラッチ&チェーン調整が不十分だったせいでした。

購入2日目に「これはおかしい」と思い、確認したらチェーンの遊びが基準値15~25mmの所を
目測で「40~45mm」近くたるんでいました!!
チェーンカバー外して見たとき「エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?」←こんな状態になった。

ついでにクラッチも若干硬めに調整したところ、節度のあるシフトフィーリングになりました。
整備不良でカブ110の評価を貶めてしまうところでした。
(シフトダウンが中々入らない時があるけれどその辺は仕様として諦めた)

バイク屋で整備完了済みで引き渡しされているのでそこまで確認しないよ普通・・・
クラッチはともかく、チェーンは初期の伸びが大きいのだろうか?それにしても伸びすぎかなぁ。
チェーンの張り調整用のボルトが「手で回せる」くらい緩かったのは・・・まあ過ぎたことはもう良いや。
各部のボルトを後で全てマシ締めしたのは言うまでもない。


・すぐ吹けきる1速と2速。
→ そもそも1速は街乗りだと使用頻度が少なめだった。

普通、1速と2速ってそれなりの速度まで引っ張れる物と思っていました。
よく考えたら110ccのバイクなのでたかがしれていると気がつくべきでした。

1速:発進専用。20km/hまでに2速に上げないとシフトチェンジが辛くなる。頑張るとき以外は使わない。
2速:発進用。1速より出足は遅いが街乗りだと困らない。50cc並には加速する。
3速:低速から60km/hくらいまで幅広く使えて便利。
4速:3速と違いが分からないことが多々あるが、一応トップギア。ほぼ巡航専用。燃費系。

今のところ各ギアのイメージはこんな感じ。
街中だとほとんど2速と3速だけで走っています。

ちょっとした幹線道路だとシグナルダッシュや流れが速いので、1速で仕方なしに頑張り、4速で60km/h巡航といった感じで飛ばさず(せず)、抜かさず(せず)、まったりと走っています。


>>3速なのか4速なのか、分かりづらい
→ 慣れたらエンジン音と振動と加速感でフィーリング分かるようになりました。
まぁ、たまに幻の5速を探しに行くんですけどね!
60km/hで気持ちエンジンが騒がしいと思ったら間違いなく3速で走ってます。


>>8馬力(5.9kW)しかない空冷単気筒OHCエンジン。非力じゃね?
→ 同排気量の中で最高の低燃費なのでトレードオフ。

NC700XやCB400SBと比べたら当たり前。
クラス最速のPCXやアドレスV125と比べて遅いのも当たり前の話。

とりあえず50cc4stスクーターに頑張れば抜ける程度の加速力です。
最高速は排気量分だけ出るので、実用上特に問題にはならないのですが物足りないです。

自虐になりますが、1~2kmの短距離を自転車扱いで「荒い運転だな~」と自分でも思う走り方しているのにリッター50kmを未だに下回っていません。低燃費にもほどがあるんじゃなかろうか。

出足の遅さはシフトアップが如何にスムーズに出来るかで決まりますね。
1ヶ月も乗っていれば流石に誰でも慣れます。軽四ワゴンの同僚(割と飛ばす)と一緒に帰れるくらいには
加速できるようになりました。カーブで詰め寄るのがコツです。


>>頼りなく感じる前後ドラムブレーキ。
→ 実際制動力は充分。フィーリングが悪いだけで。

ブレーキタッチが弱く感じます。握ってやっと効いているような感じです。
制動力としては乾燥路面でも充分ロックさせられるだけの性能は持っています。
なんとなく以前乗っていたアドレスV125を思い出す。あれも初期は効きがいまいちだったんだよなぁ。

しかしカブ110にはこの程度のブレーキで充分だと分かりました。
むしろ高性能ディスクブレーキなんか使ったらライダー死にますw
なんせニーグリップも、足で踏ん張ることも困難ですから急制動なんかしたら前に吹っ飛んでいくことでしょう。

車間距離を開けて余裕を持って止まる。
当たり前のことを実感させてくれる優秀な教師のようです。


>>やたらと軽い荷重でふらつくフロント。
>>踏ん張ることのできないライディングポジション。

→ そもそも原動機付き「自転車」の元祖と言っていいバイクですので・・・

とりあえずPCXの走行性能には遠く及びません。
乗っていたから分かりますが、PCXの直進安定性とコーナリングはクラス上の性能でした。
スーパーカブ110は細身のタイヤなので路面の轍(縦溝)を拾いやすく、左右に振れやすいです。
またスポークタイヤで軽量な為なのか?ホイールサイズはPCXより大きいのに低速でジャイロ効果が
あまり感じられません。

安定性もPCXはもとより、アドレスV125にも場合によっては負けそうです。
意外かもしれませんがV125は重心が下の方にあって見た目よりは安定性高いんですよ。
カブ110の場合、重心低いはずなんですがフロントがやたら軽い・・・カゴでも乗せるか?

ライディングポジションもまんま自転車で、体の固定を「両手」と「尻」の3点に集中してしまうので
カーブの際に腕に力が入りがちになってしまうのも、速度を出せない理由の一つ。
アドレスなら膝でシートを挟み、足を伸ばしてフロアに押しつけることで下半身を固定できますし、PCXも同様にフロアを挟む事でコーナリングの時も安定した姿勢を保つことができます。

車体の安定性は速度が出てくるとフラつきが減って良くなりますが、今度は車体がよじれる感覚があり怖くて一定速以上出したくなくなります。具体的には70km/h以上。幹線道路でメーター読み80km/h近くまで追い立てられたときは生きた心地がしませんでしたw

その代わり低速だとサクサク曲がれますし、ホイール径自体はPCX以上、さらに軽量であることも相まってフラットダートなら予想以上に速く走れます。マニュアル車だけど自動遠心クラッチでどっちかというとスクーターに近くエンストの心配が不要なのも良い。というより二足二輪でも良ければ走れない路面ないんじゃないかと思うくらいの万能感がある。正直カブ110に乗り換えて良かったな~と思った瞬間が田舎道をトコトコ走ったとき。凹凸の多い悪路を走るために造られたんじゃないのかって思うくらい楽に走れる。スクーターだとギアチェンジ無い代わりに、エンジン回転数を調整しにくいのだけど、カブはある程度は選択できるので下り道も割と良い感じ。以前アドレスV125で走ったときはホイールが小さい為にハンドルを取られて走破できなかった道も、サクッと通過できて「こりゃ凄いぜ」と思った次第です。

ようするに「速度を出して飛ばすと辛い」が、「悪路でもトコトコゆっくりと走る」分には扱いやすい性能だったみたいです。
自分は街中快速人間なんで、悔い改めねばならぬようですがw


>>ペケペケペケと情けないアイドリング音の純正マフラー。
ずっと聞いていたら愛嬌合って単気筒らしいいい音じゃないですか。
じっくり聞いたら割と低域が響いていて騒がしくない程度に存在感あります。
カブらしい音って言うのかな?朝5時くらいに良く聞きますよねw
妙に癖になります。なんででしょう。好きになってきました。


>>キャリアに箱乗せないとスクーター以下の積載性。
→ GIVIの36Lケース乗せたのでひとまず解決。
フロントバスケットを乗せようかどうか、おっさん街道一直線になりそうで葛藤中です。
股下にベトナムキャリアを付けると積載性向上するけど、跨ぎにくそうなので今回はパス。

メットインが大きいPCX+リアケースは積載性だけでいうと楽に容量稼げていいですね。
カブの場合はそれこそピザ屋のバイクのような巨大ハードケースも乗せられるそうなので
極めるなら一番いいのでしょうけど・・・絶対前後のバランス悪くて走りづらくなりそうw



>>いちいち鍵を挿さないと開かない給油口。
→ 給油回数そもそも少ないので気にならない。

>>アドレスV125を思い出させる、アイドリング時に発電足りずに減光するヘッドライト。
→ 自転車だと思えば・・・・夜間の視認性は充分なので良しとする。

>>50ccモデルと変わらないデザインでタクシーに勘違いされて追い抜きされる後ろ姿。
→ 引っ越しでもしない限りどーしようもない問題。運転の荒さなら全国有数の奴らがいる地域なので。

>>今回から中華カブ。
→ 思ってたより品質良かった。相当ハードル下げまくったせいかもしれないけど。
錆対策にシリコンスプレーとグリスを各所に塗布しておきました。


>>半クラッチしにくい
→ そもそも半クラッチはタイミング合わせればほとんど使わなくて良かった。
若干ブリッピングしてやれば速度差あってもシフトダウンできるので、ほぼ無意識でやるように。



愚痴多めなんですけど、何だかんだで走るのが楽しいと思えるバイクです。
足りない部分はテクで補えと言われているような感じがしますw

現状、自転車代わりに使っているので丁度良い感じです。
燃費も良くて維持費が大変安く助かります。
そのうちまた大きなバイクに手を出しますけど、気兼ねなく使えてメンテが楽なのでカブだけは家に残して置いてもいいかなと思えてきました。


近日中にでも天候が良ければ写真付きレビューアップします。
[ 2012/11/26 07:18 ] スーパーカブ110 | TB(0) | CM(3)

ホンダNC700Xを降りて世界最強のバイクに乗り換えた。 

つい最近購入したばかりのホンダNC700Xを降りました。


最先端の省燃費技術をふんだんに盛り込んだミドルクラス最高のエコなバイクです。
670ccながらもリッター40kmを弾き出す250cc涙目な低燃費性能。


大型のパワーと、スクーターの利便性、さらに250cc並の燃費。


ある意味最強と言っても過言ではないでしょう。





ですが皆さんはご存じでしょうか?



50年以上も前にNC700Xを遙かに上回る実力を持ったバイクが生まれていたことを。



日本だけでなく世界中でも

新興国も発展途上国でも

誰もが知っていて

誰もが一度は乗ったことがある


全世界で累計6000万台以上も生産されて

エンジン付きの乗り物の歴史において、類を見ない販売数を記録。

しかも現在も販売数を着実に積み重ねているという。


さらに現在に至るまでほとんど同じ構造を採用しながら現代にまま生き残っている化け物。




名実共に兼ね揃え、史上最強の名声を欲しいままに手にする。


まさにジャパニーズスタンダードバイク。




そう、それこそが


スーパーカブシリーズ!!


スーパーカブ110 JA10


・・・・の国内最新モデルである「スーパーカブ110(JA10)」です。


無駄に前置き書きましたが、このカブに乗り換えました。
乗り換えというか、乗り換えさせられたというか。
ぶっちゃけ手放しで褒めておかないとモチベーション高まらないというか



NC700X → スーパーカブ110である。

この間わずか半年ちょい。
もうどーにでもしてくれといいたくなります。


排気量が 670cc → 109cc

区分が 大型自動二輪 → 原付二種(第二種原動機付自転車)

車重が 214kg → 98kg


思い切り良すぎるグレードダウンです。
あ、ダウンサイジングって書くと通な感じがしますな。

取り扱い易さもそうですけど、保険やら車検費用やら何から何まで肩の荷が下りました。
これで家庭円満です。きっと。


そのうち気が向けば詳細フォトレビューやらメンテ記事を書きます。




私の最初に抱いた感想は

「何故このバイクを選んだ、俺」


でした。



自動遠心クラッチによる独特の操作感なギアチェンジ。

発進時すぐ吹けきってしまい、2速との変速比も大きく使いづらい1速。

3速なのか4速なのか、分かりづらい変速比のトップギア。

ご自慢の二段クラッチは、踏んだ感触がフニャフニャしてシフト感弱い。

8馬力(5.9kW)しかない空冷単気筒OHCエンジン。

ペケペケペケと情けないアイドリング音の純正マフラー。

やたらと軽い荷重でふらつくフロントタイヤ。

全開でもスタートダッシュで50ccスクーターにすら抜かれる加速。

キャリアに箱乗せないとスクーター以下の積載性。

いちいち鍵を挿さないと開かない給油口。

アドレスV125を思い出させる、アイドリング時に発電足りずに減光するヘッドライト。

50ccモデルと変わらないデザインでタクシーに勘違いされて追い抜きされる後ろ姿。

頼りなく感じる前後ドラムブレーキ。

踏ん張ることのできないライディングポジション。尻と両手で頑張ります。

今回から中国の「新大洲本田摩托有限公司」で製造されることになってしまい、唯一国産だったというアイデンティティの欠片も無くなった中華カブ。


どうして慣れきったスクーターにしなかったのか。
MTバイクから乗り換えると運転しづらくてたまりません。


だって半クラッチしにくいんです、こいつ。
無意識にクラッチレバーを探して左手が空中を彷徨います。


シフトペダルを前に踏み込んでシフトアップ、踵側を踏み込んでシフトダウン。

MT車と逆で、しかも踵側でシフトダウンだから力入らないのです。
初期ペダル位置だと靴のせいもあってか踏めませんでしたから。


ヘッドライトが暗い!・・・のは明るいNC700Xから乗り換えた為。
アドレスV125の時と比べてさほど変わらず、この辺は原付だししょうがないね。


他は良いとして、シフトチェンジが曲者でした。

発進は1速に入れてスロットル開けばいいんですから誰でも走ることは可能。
ただし、滑らかに変速しようとすると急に難しくなります。

さらにガンガン加速しようとすると半クラッチが難しくてギクシャクしてしまう。

MTバイクなら左手でレバー操作することで繊細な調整が簡単にできるところ、
カブの場合はペダルを踏み込んで、戻る間のわずかな部分ですりあわせなければならない。

楽に走れるための機構が、私には大変難しく感じたのです。



購入して1日目は納車の嬉しさと、操作の難しさと板挟みで複雑な気持ちでした。



バイクがライダー側にすり寄ってきたのがPCXやNC700Xなら

ライダーがバイクに合わせて乗るのがスーパーカブなんだなと実感。


ようはあれですよアレ。


グダグダ言わず習うより慣れろ!!


そんな文字が嫌らしいくらい似合います。


老若男女問わず多くの人が今までカブに乗っているわけで
6000万台も採用されてむしろ変速方式としてはメジャーと言っていいんじゃないかと。

それを乗りこなせないというのは自称ライダーとして恥だと思うのです。


バイクから喧嘩売られた気分になりまして、久しぶりに真正面から向き合って練習してきました。
閉店後の駐車場で、発進と減速の練習を繰り返し何度も。

幸い、ウィンカーやホーンスイッチの配置はPCXやNC700Xと同じグローバル仕様ですから
その辺は問題無く行えます。

ブレーキが弱いなら早めに予測して踏めばいいじゃない。
シフトダウンが難しいなら変速タイミングを何度も試して覚えればいいじゃないか。
飛ばすためにはどのタイミングで踏み込んでいけばいいのだろう。
各ギアの変速域はどの辺りまで使えるのか。
コーナリングは何処まで倒せる?速度出せる?
ブレーキ性能はどうだろう。

足りない頭をフル回転させて色々と遊んでみました。

自動遠心クラッチの構造や原理は、興味があって調べていた時期があったので何となく分かります。
ですが実際の走りに行かせるかというとうまくいかない物ですね。

「百聞は一見にしかず」と、ことわざにもあるように体で覚える方が近道でした。


納車されて3日間経過しましたが、少なくとも最初の頃のようなギクシャク感は大幅に改善されました。
一旦慣れて「コツ」が掴めるようになるとどう動かせば良いのか判断でき、走りに安定感が
出るようになったと思います。


現金な物で、上手く走らせられるようになるとスーパーカブが面白くなってきました。


軽量な車体にギア付きのバイク、そりゃ面白くない訳がありません。
上でボロクソ書いている癖にいい加減な男ですよ、まったくw


ちょっとばかり長くなりましたので、カブの面白さについてはまた今度にしますが
しばらくほとぼりの冷めるまではスーパーカブ110で楽しもうと思います。

これがまた1年足らずで終わるのか、それとも一生涯の付合いとなるのか。
今はまだ答えが出ませんが、それまではきちんと向き合っていきたいと思います。

[ 2012/10/13 00:27 ] スーパーカブ110 | TB(0) | CM(4)