【ヘッドホンアンプ】 FOSTEX HP-A3を購入しました 

OlasonicのUSB-DAC付きヘッドホンアンプを手に入れて

評判の良いヘッドホンアンプはどれほどの物なのか?

と疑問に思ったのでFOSTEXのHP-A3を購入してきました。
後継のHP-A4が発売されたためか安く買えました。

HP-A3正面

外観は黒一色で色気の無い無骨なデザインです。ボリュームつまみまで金属製です。
サイズの割に重さがあり、厚みのある金属筐体で剛性が高く質感はいいですね。


HP-A3背面

入力はUSB端子(最大24bit/96kHz)、光角形端子(32kHz ~ 96kHz)の2系統。
出力はRCA端子、光角形端子、ヘッドホン端子の3系統。
組み付けの精度も良く「MADE IN JAPAN」の表記も有り安心感があります。


DACには旭化成エレクトロニクスの32ビットDAC「AK4390」(リンク先PDF)を採用しています。

ヘッドホンアンプ部の最終段に定評のあるバーブラウンのOPA2134を使っています。ソケット式で交換もできるそうですが、基板を眺めていると途中に入っているNJM2114Dが気になる。ヘッドホンアンプICのTPA6120A2に繋がっているみたいです。OPA2134だけ替えても2114通してるならあまり変化なさそう。

後で気づいたのですがUSBでWASAPI出力する際、96kHzしか受け付けてくれません。16bitと24bitは選べますが、サンプリング周波数が96kHz固定でリサンプラーを経由しないと44.1kHz等入力できないので購入当初は音が出ずしばらく悩む羽目になりました。WASAPI使わなければWindows標準のカーネルミキサーが勝手に変換してくれるんだとか。



本格的なヘッドホンアンプはHP-A3が初めてですが、ノイズ感が無くクリアな音です。高域の抜けが良くなった感じがしますね。低域も効いていますが硬質な印象があります。不思議です。X1の低域が足し引きされて制動を効かせた丁度良い塩梅になってくれます。音量もUSB給電ながら結構大きく取ることができます。

DigiFi No.10のようにホワイトノイズが盛大ということもなく、むしろボリューム全開でもほぼ聞こえません。
高感度のX1との相性は良さそうです。

率直な音で癖らしいもの見当たらず定番となる理由が分かります。
音の情報量が増えた感じがしますし、低音もある程度表現してくれるようです。


ただ好みと違う音のような気がしないでもない。

淡泊で臨場感というのでしょうか、ノリが悪いというかクールな音に思えます。音の広がりは横方向に広い感じはするものの、なぜか窮屈に感じるときがあります。あっさりしている音色が影響しているのかな?まとまりは良いんですが。解像感はとても良く表現していると思うのですが、高域のシャキっとしたアクセントが気になる事があります。良い意味で取ればX1のように高域が減衰しやすいヘッドホンだと生き返った感じになりますが、少しドライな感触がする。単に高解像の音に自分が慣れていないだけなのかもしれません。

オーディオ機器は一定ラインを超えると好みの問題が大きくなるようですね。
数ヶ月後にHP-A3最高と言っているかもしれませんし、違う機種を手にしているかもしれません。
しばらく使って考えることにします。





スリープから復帰時に動作が不安定になることがあるようで、一度崩れると音割れに似た「ジジジ」と鳴るノイズが常時混入するようになります。修理に出してみましたが正常との事。HP-A3内部で電源を再生成しており、USB機器を多数接続していると機器認識にズレが発生し不安定になることがあるとの回答でした。対策としてUSBセルフパワーのハブを経由させることでスリープ復旧時のトラブルはほぼ解消されました。それでも通電時間が長くなると不安定になることがあり、USBケーブル再接続で直ります。所有しているパソコンと相性が悪かったのが残念でしたが、フォスター電機の対応は素早くて気持ちの良い物でした。
[ 2014/06/28 00:38 ] ヘッドホン・イヤホン | TB(0) | CM(0)

【ヘッドホンアンプ】 DigiFi No.10付録のOlasonic USB-DACを手に入れた 

少し前になりますがDigiFi No.10の付録で、Olasonic(東和電子)製のUSB-DAC付きヘッドホンアンプを手に入れました。

Olasonic USB-DAC DigiFi No.10

オーディオ誌の付録にしては豪華ということもあってか一時売り切れになるくらい人気だったそうです。
会社の人から譲ってもらいました。

付録アンプはUSB入力のみを備えたデジタルヘッドフォンアンプで、入力信号は16bit/48kHzまでに対応。USBバスパワーで動作する。出力はステレオミニのヘッドフォン出力に加え、アナログのRCA端子も装備。USB DACとしても使用できる。

http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20130426_597699.html



青色のガラエポ基板に日本ケミコンの電解コンデンサがどっさり。
DAC部にバーブラウンのPCM2704C、オペアンプはJRC(新日本無線)のNJM8080が2基。
タクトスイッチで電子ボリューム操作もできるようです。
実売3300円の雑誌付録ですが回路パターンも綺麗で良く出来ているなと思いました。


再生ソフトにAIMP3、オプションを一部変更して「WASAPI Exclusive (Event)」にして試聴してみました。
ヘッドホンはFidelio X1を使っています。

期待してなかった為かもしれませんが、予想よりクリアでさっぱりした音です。少し硬質ですがくぐもった感じもありませんし、粗が無くて聴きやすいバランスだと思います。

気になるのは残留するホワイトノイズが大きい点です。PCM2704を使っている他のDACよりノイズが目立ちます。感度の良いX1だと常時「サー」とバックで鳴り続けて静かな曲だと結構気になります。これほどはっきりホワイトノイズが聞こえる機器は久しぶり。S/N比はかなり悪そう。下手なすると今時のパソコンのヘッドホン端子よりも多いかも。所有するお世辞にも音質が良いと言えないAcerのノートPCよりもノイズ多いです。VAIO SZのSound Realityと比べたらあまりの多さに愕然とします。

ボリュームの出力ゲインが高すぎる気がします。Windows 7では30%程度で十分な音量が取れます。おそらくハイインピーダンスのヘッドホン駆動を視野に入れているんでしょうね。X1では正直ノイズばかり目立っていまいちです。高域は明るい感じがしますが、同時にホワイトノイズの多さもあるのかやや荒い感じもします。低域は量は出ているみたいなんですが、全体を通して聴くと中低域が弱いのか薄っぺらい音にも聞こえます。もっとも厳密に聴いた時の話で聞き流すなら気になりません。

3300円の雑誌付録と考えると大変健闘していると思うのです。

通常価格から推測して東和電子の取り分2000円程度でしょうから、限られた予算内で最高のパフォーマンスを出そうと苦労されたのではないかと思わせる部分が各所にチラリと見えます。東和電子という会社はこの商品を手にするまで知らなかったのですが真面目なものづくりをする会社だと思いました。

ホームページを見ていると「NANO-D1」というヘッドホンアンプをOlasonicブランドで販売していますね。
5万円近い価格帯なのでちょっと手が出しにくいですが一度聴いてみたい物です。
[ 2014/06/26 02:08 ] ヘッドホン・イヤホン | TB(0) | CM(0)