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PCXファーストインプレッション! 

PCXが納車から3日経ったのでそろそろファーストインプレッションでも書いておきます。


□ デザイン
大きすぎずかつ小さすぎない絶妙なサイズ感。
今までに無かったデザインで存在感がありますね。

多くの原付二種スクーターが50ccの上位版という位置づけなら、PCXは250cc以上あるビッグスクーターの
スケールダウン版とも言えるデザインです。
フォルツァに似た精悍なフロントマスクは原付二種スクーターとは思えない格好良さ!
個人的にフロントからテールにかけて流れるようなカーブを描くラインが気に入ってます。

メッキ処理されたバーハンドルや前後14インチの大型アルミホイールなども相まって
クラスを超える高級感を演出しています。
30万円を切っているスクーターとは思えない質感の高さ。実際見ると本当に驚きますよ!

hamoのPCXはテーマカラーとも言える「パールヒマラヤズホワイト」をチョイス。
公式ページの写真では単色の白にしか見えませんが、実際に見ると上質な印象。
パール塗装が光に反射して輝き奥行きのある感じです。
内装の黒色とコントラストがハッキリとしているのでボディを大きく見せてくれます。
悩んだらやはり白色でしょう!


□ 装備
実に豪華の一言。
前後14インチの大型アルミホイールやメッキ処理されたバーハンドル、コンビブレーキシステム、
125ccでは珍しいフロント3ポットキャリパーなど今までこのクラスに無かった装備が目立ちます。

特にPCXを他車と大きく差別している要素に「アイドリングストップ・システム」があります。
アイドリングストップスイッチがオンで、着座している状態で水温が60度以上かつ
車速が10km/hから0km/hになり3秒経過すると自動でエンジンを停止してくれます。

これが非常に優れたシステムで、例えば走っていて赤信号や渋滞で停車すると3秒後に
即座にエンジン停止。テールやウィンカーライトは点灯したままですが、ヘッドライトは減光されて
消費電力を抑えてくれます。
このとき、メーター内のインジケーターが点滅し、作動中であることが一目で分かるようになってます。
そして青信号になり走り出そうとスロットルをひねると、何事もなかったかのようにエンジンが始動し
そのまま走り出せてしまいます。これが実にスムーズで感動物!
再始動の時に振動も音もほとんどなく、いきなり走り出せるので不思議な感じです。

この静かなエンジン始動はACGスターター(交流発電機スターター)の恩恵らしいです。
ACGスターターは発電機とスターターを兼ねている物で、エンジン始動時はセルモーターとして、
走り出すと発電機として使える優れもの。
通常セルモーターで始動すると「キュキュキュキュキュ」というクランキング音がありますが、ACGスターターは
直接クランクを回転させるらしく、全くというほどクランキング音がしません。
スターターを押すといきなりエンジンが動き出すのでちょっとしたカルチャーショックを受けますw

250cc以上のスクーターでは当たり前のバーハンドルもクラス初装備かも?
高級感はもとより、ハンドルマウント用のオプションパーツが取り付けやすく実用性も高いです。
ブレーキレバーもパワーレバー仕様で握りやすく効きも良いです。手が小さいので遠く感じるけどw
メーターは自動車のような感じで、速度メーターは青く光って格好いい!
オドメーターはトリップメーターに切り替え可能で、前回給油したときから何キロ走ったのかを
いつでも把握しておくことが出来て便利です。
ウィンカーインジケーターも左右に分かれているので、どっちを出しているのか一目で分かります。


□ ポジション
アドレスとは違い、フロアがフラットでないので購入前から気になるポイントでした。
試乗もせず購入したので、ポジションが合わないと苦痛なだけですからね。

カタログを見ると狭そうなステップですが、実際に座ると思ったより余裕があります。
免許取得の時に乗ったCB400SFを彷彿とさせるゆったりとしたポジション。
ハンドル位置が高く、アドレスの時は背中を曲げて前屈みになっていたところが
自然な体勢となって長時間走っても疲れにくいです。
ボディも大きくて足も伸ばせるし、シートもバックレストがあるのでとても楽です。

アドレスの時は足を斜めのボードに投げ出していましたが、PCXではさらに伸ばせるので快適です。
バックレストがあって後ろに下がれないため、完全に足を伸ばすことは難しい。
位置調整できないか裏をのぞいたら、ボルト2本で固定されていたので無理でした。
普段街中を走る分にはアドレスよりポジションがゆったりとしている分楽です。

足を水平に置こうとすると、かかとの内側がフロアトンネルに接触するので気になります。
最初は違和感がありましたが、慣れてコツをつかんできたら気にならなくなってきました。
フロアトンネルを足で挟むようにすることでニーグリップならぬフットグリップが出来るので
カーブを曲がるときに安定感があり、今では気に入ってます。

足つき性はシート位置が高いため、アドレスより悪いです。
しかし、身長173cmですが両足べったり地面に付くので不安はありません。
身長が低い人でもシート前に座れば大丈夫・・・かな?
どうしてもタイヤサイズが大きくシート高なので乗る人を選ぶかもしれません。


□ エンジン
PGM-FIを採用したビルトイン水冷エンジンということもあり、低振動で静粛性にも優れています。
FACTBOOKを読むと中低速時の出力を重視し、従来より低い回転域を使える設定としているそうです。
特にACGスターターのエンジン始動は非常に静かで驚きます。

アイドル時の振動はやや大きめですが、回り出すと段々振動が細かくなっていき気にならなくなります。
低速時は静かでも低域の効いた響きで、ラジエーターのポンプ辺りからメカニカルで甲高いノイズが
わずかに聞こえる程度です。
高回転になってくると足並みがそろったかように振動が減り、心地よい音と共に吹け上がっていきます。
そういやCB400SFもNSRもこんな感じだったかな~。ホンダのエンジンは高回転が気持ちいいのです。


□ 加速・走行性能
正直なところアドレスより約30kgも重く、最大出力も同程度なので期待はしていませんでした。
しかし、良い意味で期待を裏切られました。
車重を感じさせない加速力でスーッと滑らかに加速していきます。

アドレスのようにゼロ発進から60km/hまで一気に加速する感じはありませんが、走り出すと40km/hまで
スムーズにトルク感のある加速を見せてくれます。
40~50km/hの間に変速の谷があるようで、アクセル開度を一定にして走ると、丁度この間で加速の伸びが
悪くなりますが、60km/hを超えた辺りからエンジン回転数が跳ね上がり機敏な加速を見せてくれます。

中低速の出力を重視したエンジンと駆動系で、坂道でもトルク感があり難なく駆け上がっていきます。
街中でも巡航速度でエンジン回転数が抑えられるので、静かかつ燃費向上が期待出来ます。

スロットルのレスポンスも良く、クラッチミートの回転数が低いこともあって低速域でのアクセルワークが
アドレスの時よりもしやすく、予想以上に"使える"と感じました。
10~20km/hの安定感は今までに乗ったどのスクーターよりも優れていると思います。


□ 足回り
アドレスよりホイールベースが長く、前後14インチホイールとタイヤが大きいため路面の凹凸や
縦溝などギャップに強く安心して走ることができます。
例えば縦溝を踏んだときでも、アドレスは車体が左右に振れるところがPCXだとハンドルがわずかに
取られるだけで、意識すれば簡単に押さえ込むことが可能です。

フロントサスは良くできていて、ギャップを適度に吸収してくれるため感触が良いです。
逆にリアサスは硬めのセッティング。結構敏感にギャップを拾うため大きな段差を乗り越えるとき
ガタンッと衝撃が腰に伝わってきます。

個人的には強化サスみたいな感じで嫌いでないけれど、フロントサスの出来が良いだけに、
もう少し柔らかい方が一般受けしたと思います。
欧州の石畳道路を走破することを念頭に置いて開発したそうで、近場の荒れ道でも安定してます。
アドレスでは"避けて通りたくなる"ほど不安定になってしまうガタガタ道が、走れてしまいました。

コーナリング性能も、若干アドレスよりもフロントの重さを感じますが安定感が高く思いっきり
倒し込めるためカーブの突入速度が上がっていますw
サスがしっかりしているので、まったく恐怖心が沸いてきません。これはすごい。
スクーターらしからぬ安定したコーナリング性能。
トルクのあるエンジンとの組み合わせで峠などもだいぶハイペースで走れるんじゃないでしょうか。
ただ、やはりリアが硬めということもあって激しく攻めると不安定になりますね。
高性能で手軽な価格のリアサスが出たら替えてもいいかな~。

直進性能も高く、思わず手放し運転したくなるほどの安定感。
低速でも高速でもフラッとせず、それでいてタイヤが細いせいかサクサク曲がれてしまう。
考えていたより14インチホイールって良いとこ取りなのかも。


□ ブレーキ性能
フロントディスクブレーキに当たりが付いていない時でも、悪くない効きです。
ここ数日で良い感じに削れてきて、さらに効きが良くなってきました。
コンビブレーキシステム搭載で、左ブレーキレバーを握ると前2:後8の配分で効くそうです。
レバーが硬くなるので不要と感じていましたが、Dioなどに使われているコンビブレーキよりも
進化していて、意識せずともきっちりと止まれます。
乗り換え当初は妙な違和感があったのですが、慣れてくるとスムーズなブレーキングが出来て
まるで自分が上手くなったような錯覚が起きますw

初期制動は悪くなく、握った分だけじわ~っと効きます。
引っかかりもなく、滑らかな効きだと思います。
悔しいけど大径ホイール+赤パッドのアドレスよりブレーキング性能が優れてます。


□ 乗り心地
シートはアドレスよりやや硬めですが、座り心地は良好です。

写真で見ると小さすぎて役に立たなそうなバックレストですが、シートが沈み込むので
結果的に腰をホールドしてくれるので十分使えます。
あとタンデムしたときにパッセンジャーとの仕切りとしての効果もあります。
素材はシートと同じですが、心材がやや硬め。
もう少し大型のバックレストが欲しいところですが、まだ国内で出回ってないようです。
今後の発展に期待ですね。

上で書いたとおり、14インチホイールやサスペンションの出来が良いので乗り心地は上々。
友人とタンデムしましたが、グラブバーの持ちやすさやステップ位置が丁度良く、タンデムシートも
アドレスより広いため窮屈感がなくて乗りやすいそうです。
運転する方も安定感があって振り回されないので疲労感がだいぶ軽減されました。
ボディが大きい分、足も伸ばせて長距離も楽々走破できると思います。


□ 取り回し
思っていた以上にPCXのボディは大きいのですが、ハンドル切れ角が左右46度とオフ車並みにあり
車重も両手で支えられるくらいには軽いので取り回しは悪くないです。
タイヤの抵抗も少なく、軽い力で押せるので女性でも大丈夫だと思います。
ボディサイズの割に重さを感じないですね。

センタースタンドはアドレスより重たいですが、コツをつかめば大丈夫。
要はグラブバーを上に持ち上げつつ、スタンドに体重をかける感じです。
自動二輪免許でセンタースタンドかけたことがある人なら問題無いでしょう。


□ ライト
断言してもいい。HID化したアドレスより圧倒的に明るく照射範囲が広いです。
今までの苦労は何だったのか(´・ω・`)

30/35W×2のダブルハロゲン仕様で、Hi/Lo共に両方点灯します。
ハイビームはかなり遠くまで明るく照らしてくれるので夜中でも安心して走れますね。
ロービームでも配光が良いのでHIDにする必要性はほとんどの人が感じないと思います。
(ただし明るい街中ではライトがかき消されるので不要と言うことはないです)

球はHS5でリードやアドレスV50と同じものが使われています。
M&Hマツシマから高効率バルブが発売されているので、機会があれば替えてみようと思います。


□ タイヤ
前タイヤ: IRC SS 560F(90/90-14M/C 46P)
後タイヤ: IRC SS 560R(100/90-14M/C 51P)

14インチのスクーター用タイヤは数が限られているらしく、交換タイヤがほとんど見つかりません。
グリップは悪くないと思いますが詳しいレビューは避けておきます。
センターに排水用のラインがあるので雨天のグリップは悪くないかと思います。
(納車当日に大雨が降ってましたが、マンホール上以外はグリップに不満はなかったです)


□ 収納性
アドレスよりメットインは広いですが、底に凹凸があって浅いためヘルメットは選ぶと思います。
後日フォトレビューでどんな感じなのか詳細を載せたいと思います。
容量自体はアドレスより大きいので、ヘルメット以外にグローブや工具、レインスーツを格納できます。
グローブボックスは容量1.5Lとありますが、内部に突起部分があるので350mlペットは入りません。
グローブも冬用防水グローブは片方しか入らず、メッシュグローブでようやくしまえる程度。
財布や小物を収納するためのスペースと思っておけば間違いなしです。


□ ミラー
まぁ、こんなもんかなというのが第一印象。
向きを調整するとき少々硬いので大変かな?
幅があるのですり抜け重視する人はミラー交換を推奨。


□ メーター類
スポーツカーみたいなデザインで格好いいし、青色のバックライトが良い雰囲気です。
速度メーターが160km/hまであるのは外人受けがいいかららしい。
正直120km/hまでにしてくれた方が見やすいんだけど、ネタになるんでこのままでも良いですw
オドメーターの他にトリップメーターがあるのは便利。
ウィンカーインジケーターは左右に分かれているので、今どっちを出しているのか一目瞭然。


□ 燃費
まだ燃費測定中なので無評価。
200km/h走ってまだ燃料計には余裕があるので、今のペースだと軽く45km/L行きそうです。


□ 総評
細部に至るまで良く考えられて作られたバイクだと思います。
何だかんだ言われていましたが、やっぱりホンダが本気を出して作った世界戦略車です。
完成度が高く、今まで見たどの原付二種と比べてもクラス上の質感がありました。
仮に35万円で発売されたとしても不思議ではない作りの良さがあります。
冷静に評価したら、やっぱり価格なりな気がしてきました。

仕事で使うならフラットフロアでないと不都合があると思いますが、その点さえクリアなら
多くの人にお勧めしたい最良の原付二種スクーターです。

他に気づいた点や細々とした部分などは、後日フォトレビューでまとめて記載します。
[ 2010/04/19 23:38 ] PCX関連 | TB(0) | CM(2)

私もPCX買いました^^金曜日に我が家に来ます。
上記の感想がとても参考になりましたサンクス☆☆^0^
[ 2010/04/20 19:37 ] [ 編集 ]

アーツさん、こんばんわ。
納車前と言うことで待ち遠しい時期だと思います。
参考になったようでこちらも嬉しいですw
[ 2010/04/20 23:19 ] [ 編集 ]

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