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【ヘッドホン】 MDR-Z700DJの割れたアームを修理する 【後編】 

前編の続きです。


■ MM185から部品をZ700DJへ移植する

MDR-Z700DJ + MM185アーム

最終的にこんな感じになりました。


割れた固定パーツだけ交換の予定でしたが欲が出てアーム全部入れ替えてしまいました。
まっくろアーム+銀色ハウジングは合わないと思いましたが、そこまで見栄えは悪くありません。
ヘッドバンドはZ700DJの方が完成されているのでそのまま残しました。

Fidelio X1やT90を常用していても、Z700DJの音はたまに恋しくなります。
これで心配事も無くなったので、また大切に使っていきたいですね。



以下作業メモです。


■ スライダーの固定パーツを交換してみる。

スライダー固定パーツ
スライダーとアームの間にある固定パーツです。
左がZ700DJ、右がMM185です。
若干MM185の方が小さめですが、言い逃れの出来ないレベルで形状が一致。


スライダー固定パーツの裏
MM185の方は形成が甘いです。ネジ穴の位置もピッチ等も全く一緒。


Z700DJに取り付けできた
ということでZ700DJにMM185のパーツはピッタリはまります。えぇ、偶然です。たぶん。
ちょっとだけ小さいので、スライダーが最小に縮めた際に1目盛り分はみでます。


スライダーが固定されない理由
MM185でスライダーがロックされない原因がここ。
一応爪はあるのですが噛み合っておらず用を成していません。



■ ドライバーを分解して取り外す

アームまで交換する場合、ドライバーの配線を取り外さないと行けません。

ドライバー ネジ3本
イヤーパッドを外した状態。ウレタンリングが加水分解でもうボロボロ。
これはそのうち考えるとして、周囲のネジ3本外せばドライバーが取り外せます。


Z700DJ ドライバー
Z700DJの右側50mmドライバー。グランドとホットの二線がきてます。


MM185 ドライバー
MM185の左側50mmドライバー。ケーブルねじって抜け止めですか……ちぎれそう。
Z700DJは結束バンドで抜けないようにしてありました。


奥:Z700DJ 手前:MM185
手前がMM185、奥がZ700DJのドライバーです。
似てるようで微妙に違っていますね。フィルターはMM185の方が薄いようです。


Z700DJの吸音材
Z700DJの吸音材です。黒色で密度があります。
ハウジングにダクトを開けてあり、背圧を逃がすようになっています。


MM185の吸音材
MM185の吸音材です。ぬいぐるみの中綿みたい。スカスカです。量は結構入ってます。
ハウジングは完全密閉です。これが音質の違いを生んだのでしょうね。


Z700DJの左側ドライバー
Z700DJの左側ドライバーです。右側ユニットへの配線も左側のターミナルで一度結線しています。
簡単にバランス化できますね。しませんけど。


Z700DJの右側ドライバー
Z700DJの右側ドライバーです。
黒い部分はABS樹脂。



■ アームを分解する(一部作業内容の前後入れ替わってます)

Z700DJ アーム分解 ネジ5本
スライダー根元のネジ5本を外します。


Z700DJ アーム分解 内部
良く出来た構造です。左右からバネの力で万力のように抑え、無駄に動かないよう支えています。
Z700DJは折りたたみを繰り返すとこの箇所が破損しやすいそうですが、納得。
プロ向けにしては複雑で繊細な構造。修理しにくいですね。


Z700DJ アーム分解 カバー
アーム背面のカバーは押し込んであるだけです。ゆっくり引き上げて外します。
何も考えずに引き抜くと突起が折れます。(2本折ってしまいました)
ハウジングも外しました。アーム片側がすでに折れてました。


Z700DJ アーム分解 根元のネジ
アームとスライダーは1本のネジで固定されています。
負荷がかかりやすく年数経過でクラックが入ります。


Z700DJ アーム分解 アームを外した
アームを取り外した状態。最初バネがあることに気がつかずに外してしまい、戻すのに苦労しました。


Z700DJとMM185のアームパーツの相違1
カバーの厚さが違います。Z700DJよりMM185は全てが薄い。補強も少ないですね。
MM185はバネがなく動き放題です。組み立て大変だし省いたんでしょう。
わずかな寸法ズレがあるのでアーム丸ごと替えるしかありませんでした。


MM185は肉薄なので修正
あまり動きすぎるのも困るのでバネはそのまま使います。肉薄な部分に適当な板を切って詰めました。


アーム可動部1
カムはこんな形状。外側へは一定以上開かず、内側にしか回らないようになってます。


アーム可動部2
配線はこんな感じでヘッドバンド側へ引き込んでいます。


アーム可動部3
中にバネが入っていて、ハウジングが回転しても元の位置に戻るようになっています。
良く出来てるな~。


アーム移植後
アームの移植が完了しました。
あとはドライバーを配線し直して完了です。



■ 移植してみて思ったこと

予想していた以上に手の込んだ構造でした。2度目はしないでしょう。
方出しケーブル+折りたたみ+スイーベル機構を両立させると大変なんですね。
装着感や利便性を向上させるため、開発者が苦労している様子が目に浮かびます。

そういった点、海外メーカーは合理的な設計ですね。割り切りが良いというか。
ベイヤーなんてバンドからハウジングへ直接ケーブルが伸びていたりします。
DJモニター系ヘッドホンの新作が少ないのはこういった理由もあるからかな?
早めに代用になりそうな機種を見つけたいです。
[ 2014/11/08 09:06 ] ヘッドホン・イヤホン | TB(0) | CM(0)

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